技術を通して持続可能で豊かな社会づくりに貢献

 JESCOグループは、「日本およびアセアンを中心に、カーボンニュートラルやSociety5.0、レジリエント(強靭)な社会の実現に向けてダイナミックにチャレンジする企業集団を目指す」を経営ビジョンに、サステナビリティ(持続可能性)経営を推進しています。

 再生可能エネルギー関連設備、無線通信インフラ関連設備、海外でのエンジニアリング・建設、不動産、人材派遣などを重点事業に掲げ、ストック&フローの連鎖により事業拡大を図るとともに、新規分野への進出や国内外のネットワーク構築を進めてまいります。

 さらに、カーボンニュートラルを重要課題と捉え、再生可能エネルギー関連事業への注力と、森林保有による脱炭素社会の実現に積極的に取り組んでいます。その一環として和歌山県、奈良県で合計31haの森林を取得し、CO2を吸収することで、脱炭素社会の実現に貢献しています。これらの取り組みが評価され、SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)の「そだてる緑Excell Stage2」に認定されました。今後も緑地管理による地域への社会貢献活動に取り組んでまいります。

 同時に、再エネ100宣言「RE Action」に参画し、2050年までに自社使用電力を100%再エネに転換することを目標に掲げています。

 また、群馬県高崎市で建設を進めているグループ会社JESCO AKUZAWAの本社社屋に太陽光発電設備や省エネ設備を設置し、「ZEB」(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)社屋を竣工します。新社屋はグループ会社や協力会社の社員500人分の災害備蓄品を保管するとともに、避難所、復旧拠点、BCP拠点としても活用してまいります。

 JESCOグループがさらなる高みを目指すには、より多くの「人財」が必要です。いつでも、どこでも受講できる自社システム「JESCOアカデミー」を2020年に開講、クラウドを利活用したオンデマンド配信などを使った人財の育成にも注力しています。将来的には、対象を国内外のパートナー企業に拡大し、「グローバルアカデミー」を構築してまいります。