PROJECT STORY 10 |
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若手技術者が、特高メガソーラーに挑戦
―合同会社ノーバル・ソーラー様 茨城県日立十王町太陽光発電所電気工事―
特別高圧 - 電力関係者は、略して特高(とっこう)と呼ぶ。 7000Vを超える高い電圧のことで、大容量の電力が必要な工場や大型ビルなど、大規模施設で利用される。特高電気工事は通常の工事と異なり、厳しい規制や大型設備の据え付けが必要で高度な技術力が求められる。 |
パネル数4万9140枚、総出力17,690.4kWのメガソーラー 2018年12月から、翌年9月末まで茨城県日立十王町で約1年かけて実施された工事は、JESCOグループにとって初めての特高メガソーラー工事となった。 |
心臓部のパワーコンディショナ、 現場代理人を勤めた八島にとって初めての特高メガソーラー工事だったが、工事は八島の指示により大手電力会社で特高工事経験が長かった中島らを中心に進められた。
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仕様書や施工書などを熟読し、機器の機能を頭に入れて工事に臨む 太陽光発電工事に関わって約10年が経過する八島が、絶えず念頭に置いているのが、社長の古手川太一のこの言葉だ。「工事は段取りが8割。施工前の段取りの良し悪しで、施工がスムーズにいくかどうか決まってしまう」
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現場で実績を積みながら、太陽光発電関連の技術者を育成 わが国では2009年に地球温暖化対策やエネルギーの多様化を図るため、電力会社が一定の価格で太陽光発電の余剰電力を買い取る「固定価格買取制度」(FIT)がスタート、太陽光発電が急速に普及し始めた。
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太陽光発電事業に参入以来、10年で202箇所、262MWの工事実績 JESCOグループが太陽光発電に参入して約10年が経過するが、これまでの工事実績は全国202カ所、総出力262MWに達している。 |
これまでの経験を活かし、福岡県で50MWのメガソーラー工事に臨む 太陽光発電工事の実績を積み重ねてきた八島は、いま福岡県宗像市で日立十王町の設備を大幅に上回る50MWの超大型のメガソーラーの工事に現場代理人として参加、指揮にあたっている。 |
協力会社を組織化し、太陽光発電工事で全国展開も視野に JESCOグループは、太陽光発電工事で全国展開も視野に入れている。これまでの電気、通信工事などで連携したことのある全国の協力会社を組織化し、太陽光発電工事の全国展開を目指す。 |
(2022年11月掲載) |
JESCO株式会社
執行役員常務
エンジニアリング事業本部
環境・エネルギー事業部
事業部長
和賀井 寿雄
WAGAI HISAO
JESCO株式会社
エンジニアリング事業本部
環境・エネルギー事業部
再生エネルギー工事1部
課長
八島 祐介
YASHIMA YUSUKE