
代表取締役社長 執行役員社長
唐澤 光子
JESCOグループは電気設備、電気通信設備工事会社として1970年の創業以来、技術、ノウハウを高めてまいりました。カーボンニュートラルやSociety5.0等、持続可能で豊かな社会の実現に向けて、太陽光発電などの再生可能エネルギーや、無線通信インフラ関連設備工事等の社会インフラの構築及び保守メンテナンス、老朽更新工事等のEPC(Engineering, Procurement, Construction)事業に取り組んでいます。
一方、海外では2001年にベトナムに進出し、設計・積算事業を立ち上げました。その後ベトナム国際空港などのODA(政府開発援助)関連工事や高層コンドミニアム案件など数多くの実績を積み上げてきました。最近では日本からの設計・積算業務が拡大していることから、ベトナム5拠点体制のもと、現在の250名から300名体制の構築に向けて増員を進めると同時に、専門教育強化やBIM部門立上げにより、エンジニアリング部門の更なる強化を図っています。
また、時代の変化に対応できる体制を構築するため、国内外のEPC事業に加え、2022年にはCRE(不動産)事業を立ち上げ、EPC事業との2本柱による「両利きの経営」を推進しています。
JESCOグループでは、更なる企業価値向上のため、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」を公表し、その実現に向け、①再生可能エネルギー関連設備、②無線通信インフラ関連設備、③アセアンEPC、④CRE(不動産)の4分野の強化に取り組んでいきます。
さらに、当社グループの基盤であり原動力である人材の育成及び確保にも注力し、Webを活用した自社教育システム「JESCOアカデミー」による技術者教育を推進するとともに、当社グループ会社間の人材の流動性を高めてまいります。さらに、グループ会社の人材紹介企業JESCOエキスパートエージェント株式会社を通じて、ベトナム国を中心にアセアン地域から高度技術者の採用も進めてまいります。
これまで培ってきた技術、経験を活かし、国内外でさらなる発展を目指してまいりますので、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。