ベトナム北部でのEPC事業を強化

 JESCOホールディングス株式会社は、ベトナム国ハノイ市の電気設備工事会社「PEICO Construction Joint Stock Company」をM&Aにより、子会社化しました。2022年4月16日、柗本俊洋会長兼CEOがPEICO本社を訪れ、Tran My Quang会長と契約書に調印しました。
 PEICO社はハノイ市投資計画局が2007年に設立した電気設備、土木関連工事会社です。ハノイ市などベトナム北部で日系大手ゼネコンが手掛けた施設の電気設備工事や日系大手メーカーの現地工場の電気設備工事などで実績を上げ、日系企業から技術の高さが評価されています。
 また、2014年にJESCOグループが設計・施工を担当したハノイ市のノイバイ国際空港ターミナルビルの電気工事に、協力会社の一員として参加しています。
 一方、JESCOグループは、2001年にベトナムに進出し、ホーチミン市などベトナム南部を中心にEPC(設計、調達、施工)事業を展開するとともに、2018年にはハノイ市にも現地法人「JESCO CNS VIETNAM」を設立しています。
 ベトナム南部で実績のあるJESCOグループは、北部を中心に事業展開しているPEICO社を子会社化することで、ベトナムでのEPC事業のさらなる拡大を目指します。
 柗本俊洋会長兼CEOは、「子会社化したことでPEICO社の日系企業からの信頼がさらに高まるなどJESCOグループとの相乗効果を発揮することができ、ベトナムでの一層の事業拡大が期待できます」と話しています。