PROJECT STORY 03

日本品質のEPCをアジアに提供する
JESCOグループの“現地化”の旗印

―JESCO HOA BINH ENGINEERINGのご紹介―

ベトナムの建設ラッシュの波に乗り、
拡大するJESCOグループのアジア事業。
その一角を担うJESCO HOA BINH ENGINEERING

ベトナムはいま、空前の建設ラッシュに沸いている。

真新しいショッピングモールや高層マンション、オフィスビルが続々と建ち並ぶ背景には、2015年に外国人の不動産所有が解禁されたことがある。もともとベトナム政府はインフラ整備に注力していたのだが、これによって海外の資金が加わり、建設需要がますます高まったのだ。

JESCOグループでは、1997年のマレーシアを皮切りに、「日本品質のアジア展開」を掲げて東南アジアに進出。2001年にはベトナムにJESCO SE VIETNAMを設立した。2012年には、同社の名称をJESCO ASIA JOINT STOCK COMPANY (以下、JESCO ASIA)へと変更。アジア戦略の拠点をベトナムとすることをより明確に打ち出した。

そして現在、そのJESCO ASIAと車の両輪の関係にあるのが、ベトナムの高層マンション等の建設現場で設備工事を手がけるJESCO HOA BINH ENGINEERING(以下、JHE)である。

東南アジアでの実績により信頼を獲得し、
ベトナム屈指のゼネコン・ホアビン社と提携へ。
加速するJESCOグループのアジア進出

JHEは、2014年にJESCOグループが現地企業の子会社に資本参入するかたちで誕生している。東南アジアには親日的な人々が多く、日本の技術に寄せる信頼も厚い。さらにJESCOグループには、タンソンニャット新国際空港といった国家的プロジェクトに参画するなど、約20年に及ぶ東南アジアでの実績もある。こうした背景から、JESCOグループは現地ですでに一定の地位を確立しはじめていた。しかし真の意味でアジアに根を張るためにはより一層の信頼関係を構築し、知名度を高めなければならない。JESCOグループが現地のゼネコンであるホアビン社から、提携の打診を受けたのは、こうした課題を抱えていた折のことだった。

ホアビン社(Hoa Binh Construction & Real Estate Corporation)のレ・ヴィト・ハイ会長は、ホーチミン市の「トップ経営者10人」に選出されるほど経営手腕への評価が高く、影響力を持った人物である。同社は、ベトナムの建設業界で1、2位を争う規模を持つ従業員6000人の大企業であり、富裕層向けの高級マンションを中心に手がけるゼネコンとして、ベトナムで圧倒的な存在感を発揮している。華やかに宣伝される新築マンションを手がける同社との提携は、JESCOグループの企業イメージにも好影響が期待される。「日本の企業と提携することで日本品質を取り入れたい」とのオファーとJESCOグループのニーズが一致し、提携は一気に実現に向かった。

有力企業との提携の強みを生かし、着実に成果をあげるJHE。
民間工事という新たな柱が加わり、アジア展開は新たなステージへ

JESCOグループの東南アジア事業は、JHEを設立した2014年以降の3年間で146%の伸びを示した。同事業の売上高構成比はグループの24%を占めるが、このうち約50%がJHEのものである。JESCOグループが計画する「海外事業売上比率50%」の実現に向けて、JHEは極めて重要な役割を担っている。

都市部を中心とする建設ラッシュの波に乗り、ホアビン社が手がけるマンション建設の参画企業として、JHEは優先的に選抜されるポジションにある。また、ベトナムの商習慣ではプロジェクト参加時にゼネコンに預託金を支払うのが一般的だが、ホアビン社との提携により、こうした資金面の負担低減が可能となる。そして何より、ODA案件を中心とするインフラ整備、設計・積算業務が主だったJESCOグループの東南アジア事業に、民間工事という新たな柱が加わった意味は大きい。JHEでは、電気・空調衛生設備領域でコンサルティング、設計、資材調達を含めた、EPCのワンストップサービスも提供。JHEでは今後、ホアビン社のマンション建設を軸に事業分野の拡大を図り、ベトナムを中心としたJESCOグループのアジア事業を牽引していく。

(2017年9月掲載)

 

 

JESCO HOA BINH ENGINEERING JSC
9th Floor, South Building - 60 Truong Son Street, Ward 2, Tan Binh Dist, HCMC

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